著者レニー・ベルナード
翻訳中村藤美
言語英語→日本語
判型文庫版/395ページ
出版社幻冬舎
発売日2011.3.25
1859年、ロンドン。アッシュ・ブラックウェルは放蕩生活に明け暮れていた。突然、祖父に呼び出されたアッシュは、今シーズンをなんの醜聞もなく品行方正に過ごすことができなければ、彼を相続から外すと言い渡される。清く正しく生きると誓うアッシュだったが、彼を信用できない祖父が用意していたのは見張り役のシャペロン(付添人)だった。男にシャペロンだと?とまどう彼の前にあらわれたのは、アメリカから来たばかりの若きキャロライン・タウンゼントだった。無礼な態度をとるアッシュに彼女は手厳しい言葉で応戦する。お堅いキャロラインにうんざりしたアッシュは、彼女との食事を避け、無断で外出をするようになる。ところがある晩、アッシュの部屋を、薄いナイトガウン姿でキャロラインが訪れる。なんのつもりだ?彼女の奇襲攻撃か?危険な駆け引きに燃え上がる、ヒストリカル・ロマンス。「物憂げな紳士たち」シリーズ、第2作。