著者 ガーレン・フォリー
翻訳森野そら
言語英語→日本語
判型文庫版/511ページ
出版社幻冬舎
発売日2009.9.25
19世紀初頭。地中海に浮かぶアセンシオン王国の王女セラフィナは、国王の側近であるダリウス・サンティアゴに愛の告白をした。だが、国王に忠誠を誓うダリウスは王女に想いをよせながらも、決して結ばれるはずのない恋ゆえに王女を避けつづける。一方、セラフィナは軍事援助を得るための政略として、ロシア貴族との結婚が決まってしまう。その後、ナポレオンのセラフィナ誘拐計画を知ったダリウスは、王女を人里離れた別荘へとかくまうことに。ひとつ屋根の下で、愛をたしかめあうふたり。熱く体を触れあわせるが、ダリウスは絶対に一線を越えなかった。セラフィナを他の男と結婚させたくない。だが、ナポレオンの侵攻も防がなくてはならない。そのためにダリウスがとれる行動はただひとつ…。王女のためなら命さえ惜しくない―身分ちがいの恋がドラマティックに燃え上がる、極上のヒストリカル・ロマンス。